本多 喜悦の日記

経営コンサルタントです。中小企業診断士、ISO9001主任審査員、ISO14001主任審査員の資格を持っています。日常の行動、考えること、感じたことについて書いています。
今後の審査のスタイル
 先日ある企業の審査の時に、社長と意見交換して気づいたことがあります。
これまで、適合性審査、有効性評価とかいろいろ言われていますが、
今後は下記のことにつながる審査が企業にとって、有益ではないかということです。
つまり、
社長のビジョンや経営計画の具現化につながる審査です。

審査ではいろんな資料や記録の確認、説明を伺いますが、
それらを企業の未来につながる視点で見るというとこです。

まさしく、業績につながる意識で審査をするということです。
| 本多ビジネスコンサルティング | 組織の管理体制(マネジメントシステム)について | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
文書化する手順と文書化しない手順
 ある企業さんとの会話です。

「この手順を文書化すると審査員に突っ込まれる。」とのことで、
文書化しないとのことでした。

結構このような企業さんがあるかもしれません。
しかし、マンジメントシステムことを知っている審査員は
文書化しようがしまいが、関係ありません。

業務実態がどうてあるかが重要なのです。
実態が問題なければ、手順が問題なく運用されているとの判断です。

しかし、文書から入る審査員は、文言から入るので冒頭のような考え方になるケースが
あります。

また、企業さんの方が大人ですから、「マニュアルに**行追加するだけであるから
聞いておこう。」となります。

これが、日本のISOの世界で多く見られてきました。
マネジメントシステムの本質を知らない審査員の影響が多分にあったからです。

これで、多くの時間やエネルギーを費やしたとすれば、大きな経済損失でした。
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QMSとEMSの融合とはどういう事なのでしょうか
 ISO9001とISO14001の両方を認証している企業は
何度もQMSとEMSの融合(統合)ということを審査員からの発言を聞いたことが
あると思います。

これは本質的にどのようなことなのか、とまどったことはありませんか?
マニュアルを1冊にすると言うことでしょうか?
本質的には違うことです。

私の考え方は、QMSとEMSの融合(統合)とういうことを
議論するのは、あまり意味がないと思っています。

その理由は下記のことです。
QMSとEMSの狙いは本質的には違うからです。
QMS:品質に関して、組織を指揮し管理するため
EMS:環境方針を策定して、環境側面を管理するため

これから分かるように、どちらかというと組織管理の領域の幅からすると
QMS>EMSです。

さらに日常的には下記のように言えます。
QMS:顧客満足と継続的改善のための管理
EMS:環境に及ぼす影響の管理

ですから、QMSとEMSの融合(統合)と言う表現より
どうせ管理するのだったら、QMSとEMSの要求事項を
日常管理として一緒にやっていこうという方が現実的で
分かりやすいと思っています。
| 本多ビジネスコンサルティング | 組織の管理体制(マネジメントシステム)について | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
環境マネジメントシステムとは何か
 環境マネジメントシステム(ISO14001)(以下:EMS)を運用している企業に伺うと環境側面の特定について、力点を置いていない傾向が見受けられますので
ここでEMSとは何かを確認したいと思います。

EMSの定義は、規格書に従えば、環境方針を策定し、実施し、環境側面を管理するために用いられるものです。

環境方針は経営者の専決事項として一義的にきまりますが、環境側面は規格の4.3.1で特定されます。
ですから、EMSは特定した環境側面を管理するものなのです。決して著しい環境側面だけではないのです。
EMSは(環境方針を除いて)4.3.1環境側面からすべてスタートする構造になっています。
ですから、環境側面の前に法規制が特定されたりことはないのです。

環境側面は環境負荷の大小、業種、規模には関係なく存在します。組織活動があるかぎり
環境側面があり、それを管理するのはEMSです。

また、機会を見つけて書きます。
| 本多ビジネスコンサルティング | 組織の管理体制(マネジメントシステム)について | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
有益な環境側面との表現は妥当か
環境マネジメントシステムに環境側面の特定があります。

その中で、有益な環境側面という表現を使う企業さんやコンサルがおります。
実は有益な環境側面という考え方はISOの意図にはないと思っています。

有益な環境影響という考え方はありますが、有益な環境側面というのは
用語の定義にもありません。

それでは、有益な環境側面という言葉にどんな意味を持たせているのでしょうか?
これまでの経験からあすると、”有益な環境影響を与える”環境側面を ”有益な環境側面”と
定義していると理解できます。

結果としての環境影響が有益であろうが、有害であろうが、その原因となるのが
環境側面なのです。

環境影響の評価の段階で、有害と評価するか、有益と評価するかです。

同じ環境側面が、評価によっては有害と評価されたり、有益と評価されたりもします。
それは、評価基準や企業、時期によって変わります。

有益な環境側面という用語が企業の方に混乱を与えている場面が散見されたりるので
若干書きました。
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動的審査と静的審査について
 これは、私の中での定義です。

これまで、コンサルや審査を行ってきて感じていることです。
仕事の状況を確認するためには、情報が必要です。

その情報をどこから入手するかです。
時間軸からすると現在若しくはなるべく現在から近い過去から入手した方が
企業の方も私も相互理解しやすいわけです。

ですから、端的には仕事を行っている現場から最新の情報を集めて、
そこから必要に応じて過去に遡るとか、未来に対して想像をめぐらす訳です。

ですから、私は製品実現の現場のみならず、総務部門や営業部門などの
仕事場にも伺って、情報を入手します。
雰囲気、机の上、掲示内容など多岐に渡ります。
そここら、目標や教育などへのプロセスアプローチを始める訳です。
つまり、現在を起点に過去へ、そして未来へアプローチするものです。

そのアプローチを動的審査と私は呼んでいます。

静的審査はその逆です。
過去の記録からスタートして確認していくので、企業の方は大変です。

経営者は現在を中心して未来をどうするかが関心事です。
私は、今後は動的審査の考え方で、企業様に接していかないと、
管理体制(マネジメントシステム)の向上には立たないのではと思っています。

ほんの入り口しか書きませんでしたが、これからも折をみて
今後の審査については随時、載せたいと思います。


| 本多ビジネスコンサルティング | 組織の管理体制(マネジメントシステム)について | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ISOの第3者認証制度の特徴
 この世界に入ってみて感じることの一つに、
第3者認証は共通のプラットホームがあることです。

共通のプラットホームとは、ISOの要求事項です。
これがあるから、組織活動を行う組織には、規模の大小、
業種、国籍、言語、管理水準の高低を問わず、適用できるとことです。

この共通のプラットホームがあるので、審査機関や審査員は
審査のガラパゴス化を防ぐことができます。
(つまり、生物の進化と同様に多様化による活性化が図られる)

しかし、ガラパゴスの方が居心地が良い面もあり、
その傾向もいろんな場面で感じます。

ガラパゴス化(例えば、過去の成功体験から抜け出せない)した
審査を受けた組織は不幸です。

経営環境が激しく変化する今日、組織もそれに追随した変化しなくてはなりません。
同様に審査も変化しなくてはなりません。
変化してはいけない部分と変化すべき部分を意識して、審査にあたる時代であると思います。

私が最近考えている、動的審査と静的審査について、次回若干述べたいと思います。
| 本多ビジネスコンサルティング | 組織の管理体制(マネジメントシステム)について | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
有効性について

 最近のISOの世界では有効性がキーワードとなっています。

私としては、ISOは当初から管理の道具であると思って

取り組んでいるので、別に目新しいことでありません。


管理の道具であるので、経営にとって役に立たなければ意味がありません。

特に意識しているのは、社長が立てた経営計画とのつながりです。


これが、社員の一人一人の日常行動とリンクしているかどうかの確認です。

もし、そのリンクが弱ければ強くなるような問いかけや報告書への記述です。


経営計画や経営目標の達成に貢献しているマネジメントシステムにしなければ

ならないとの考え方です。


管理者と接するときや社員にインタビューの時には、目標達成に向けての

考え方や取り組み状況、課題を浮き彫りにするように、Q&Aを行います。


これによって、気づいたり意識してもらえばその後の行動が変わることを期待するからです。

行動が変われば結果も変わります。


私が審査員の立場で、企業様とコミュニケーションする時には、

強く意識していることです。


| 本多ビジネスコンサルティング | 組織の管理体制(マネジメントシステム)について | 19:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
組織管理のあるべき姿について
 もともとビジネスコンサルを始めた時には、組織の管理体制がどうるあるべきかについては
非常に関心のある分野でした。

それは、自分の組織での所属経験、オペレーションリサーチ、サイバネティクス、
システム工学等の土壌があったからであると思います。

そこに、10数年前にISO9001のことを知り、独学で勉強はしたものの
やはり限界を感じて、審査の世界にも入った次第です。

ISOのコンサルや審査で10年以上になったので、
この機会に組織の仕組みや運用について、
時々書くことにしました。

そこで、ブログのカテゴリを追加しました。

よろしくお願いします。


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